2014年2月12日水曜日

こえシネマ第8回開催しました

2014年1月25日(土)、ゲストに岩崎孝正さんをお迎えしてのこえシネマを開催しました。

今回は、福島県新地町に伝わる福田十二神楽の記録と、浪江町や南相馬の町並み、沿岸部の風景を記録した二本の映像を上映しました。

岩崎さんは福島県で記録活動をしているとのことで、今回はテーブルに地図を用意して、参加者全員で地図を見て場所を確認しながらのトークとなりました。

福田十二神楽の記録は、神楽に参加する子どもたちの真剣な表情や、宮司さんによる解説が丁寧に記録されており、100年ほど人から人に伝える形で神楽がずっと続いていることが新鮮な驚きとして見る側に伝わってきました。

これまでのこえシネマの中で、「震災の記録を後世に伝えるには、どうするのがよりよい方法なのか」という話はよく出てきましたが、「伝えて残していく」という点を、神楽の伝統が連綿と続いていることに重ねて見ると、福田十二神楽は一つの理想的な形なのではと感じられました。

岩崎さんは福島県相馬市に住み、今後も地元の記録などを撮り続けるとの事だったので、仙台ではなかなか知る機会の少ない福島の復興のことなど、また見る機会を作れたらと思います。
 
岩崎さんには遠くから参加いただき、ありがとうございました。
 


 

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