3がつ11にちをわすれないためにセンターのウェブサイトで公開されている映像記録「生きられる家」には、仙台市や七ヶ浜町の沿岸部で暮らしていた人びとが震災の後、少しずつ自分たちの居場所を取り戻していく様子が残されています。
そこには、「自宅の流出物を敷地に並べる人」や「瓦礫を再利用し小屋を建てる人」、「代々住んだ家の修復に取り組む人」など、その場所に住む人の生活が確かに在ったことやそれぞれが独自の方法で家の再建に取り組んでいたことが、インタビューや作業の様子などを交えて映し出されています。
いわゆる被害だけを切り取ったような映像ではなく、震災を経験したさまざまな人たちの個々の思いやその後の日常風景に触れることで、自らがイメージする東日本大震災とは異なる新しい視点を通してなにかに気づくことが出来るかもしれません。
震災を語ること、忘れていくことの戸惑い……戸惑うことを否定するのではなく、その感情を丁寧に見つめ直すようなそんな場になればと思います。
当日は映像を見ながら、来場者同士で感想などを自由に話し合います。
◆日時:2015年7月26日(日) 15:00-16:30
(参加無料、申込不要、直接会場へ)
◆会場:せんだいメディアテーク7F プロジェクトルーム
◆上映時間:約40分(「生きられる家」シリーズから数本を抜粋しての上映を予定しています。)
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