2014年8月11日月曜日

★告知★第10回こえシネマ

上映作品:『迷走する熊の子のその後』 
制作:中谷可奈 
撮影地:宮城県気仙沼市/ 宮城県仙台市 /福島県浪江町 /大阪府大阪市 
撮影年: 2013-14年 作品時間:30分


 

◆開催日時・会場・お問い合わせ◆
2014年9月28日[日]15:00~17:00
せんだいメディアテーク7F プロジェクトルーム
参加無料 ( 申込不要 )
直接会場へお越しください。
お問い合わせ先:こえシネマ
メール koecinema@gmail.com

わからないからこそ、記録し続ける。

 ノイズミュージックを叫ぶ主人公と、彼を記録する撮影者。震災後に仙台に住むこととなった撮影者・中谷可奈さんと、宮城県出身ながら震災当時は関西に住んでいた被写体・板垣泰之さん。彼らは、震災と関係があるようなないようなやりとりを繰り返しながら、東北沿岸部や大阪のライブハウスへと向かいます。

中谷さんが「迷走」と称する、ふたりの足取りの記録は、「震災を実感として捉えることができない」ことそのものの記録であるように見えます。そして、捉えられないがゆえの「わからなさ」の輪郭とは、あの日からどんどん記憶も気持ちも遠ざかる今の仙台のひとつの表情でもあるのではないでしょうか。

当日は、「迷走する熊の子のその後」の上映後、中谷さんと板垣さんを囲んで、来場者同士で感想などを自由に語り合います。
 

◆ゲスト◆
中谷可奈さん〈映像制作者〉
大阪市生まれ。京都の大学卒業、地域づくりのNPO等に勤務。その後、奈良とロンドンの大学で遺跡マネジメントを学ぶ。同時に、ドキュメンタリフィルム制作も学ぶ。2012年から地底の森ミュージアム(仙台市富沢遺跡保存館)の嘱託学芸員。板垣泰之と創作ユニットDAMUを結成、活動中。

板垣泰之さん〈出演者〉
仙台市生まれ。幼稚園の時に博物館で働くという夢を持つ。同時期にピアノを習う。奈良の大学で文化財保存科学を専攻する。2009年からノイズミュージックというジャンルに出会い、ライブ活動を開始。2012年より文化財関係の職に就く。現在、DAMUや個人で、仙台のさまざまなイベントに参加し活動を行っている。
 





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