2013年11月5日火曜日

★告知★第7回こえシネマ

福島県と同等の線量ながら、宮城県にあるために同程度の補償が受けられない伊具郡丸森町筆甫。震災前からこの地に移り住み、今春から風土や人々の様子を記録しはじめた「3がつ11にちをわすれないためにセンター」参加者・刈田路代さんをお招きして現在制作中の映像等を上映します。また、映像サーベイヤーズの高野裕之が福島県双葉郡浪江町を訪れた記録も上映し、記録者の活動の様子を聞きながら、参加者同士で映像の感想などを自由に話し合います。

 

◆ゲスト:刈田路代さん◆
 
画家、工房地球村スタッフ。風土の素晴らしさに魅せられて2009年6月、仙台から筆甫に移住。震災以後は小学校の除染活動にも積極的に参加している。2013年3月にわすれン!参加者となり、ほぼ未経験だったビデオカメラを手に記録活動を開始。定年後に筆甫暮らしを始めた夫妻、たたら製鉄保存会会長、山仕事がしたくてUターンしてきた福島第一原発の元技術者など、地域の人々に定形の5つの質問を投げかけながらインタビュー映像を制作中。
 
 
 
↑*こえシネマスタッフ高野の浪江町を撮影した映像も上映します。


◆開催日時・会場・お問い合わせ◆
2013年11月30日[土]14:00~16:30せんだいメディアテーク7F プロジェクトルーム
※一部告知で、終了時刻を16時と表記していますが、現時点で16時30分終了予定です。

参加無料 ( 申込不要 )
直接会場へお越しください。
定員:20 (いす席)
お問い合わせ先:映像サーベイヤーズ  
メールkoecinema@gmail.com

せんだいメディアテーク「3 がつ11にちをわすれないためにセンター」サイト→ http://recorder311.smt.jp/



 

こえシネマ第5回、第6回を開催しました。

報告が少し遅くなりましたが、9月にこえシネマを2回開催しました。

まず、9月8日(日)せんだいメディアテークのプロジェクトルームで開催した「サロン・ド・わすれンヌ こえシネマ」では、ゲストの小森はるかさんが陸前高田で撮影している2人の方の映像を上映し、小森さんにはとても丁寧に、映っている方の生活の様子や、撮影の意図など話していただきました。

最後には、映像サーベイヤーズの高野が盛岡と宮古で撮影した「夕潮の帰り道 vol.2」も上映し、あっという間の2時間でした。

これまでのこえシネマとは違い、今回上映した小森さんの映像は、完成した作品という形ではない、記録中のものであり、その分ざっくばらんに参加者から質問や感想が出てきていたように思います。こぢんまりした会ながら、参加者同士お互いの顔を見てじっくり話し合うことができました。
今回取り上げた映像以外に記録していることや、今後についてのお話もあったので、ぜひこれからも小森さんの記録を見続けたいと思いました。
小森さん、ありがとうございました。


次に、9月14日(土)盛岡のアイーナ(いわて県民情報交流センター)4階アイーナスタジオにて、「こえシネマ@いわて」を開催しました。

初めての盛岡での開催、そして初めてのてつがくカフェ@いわてとの共催ということで、どんな雰囲気の上映会になるのか予想がつかず少し緊張して当日を迎えたのですが、実際には、終了予定時刻をオーバーして、時間延長するほどたくさんのお話を聞くことができました。

この回では仙台で過去上映した映像を取り上げたのですが、岩手県内で撮影された映像について、地元の人に聞かなければわからないお話も聞くことができ、改めて気づくこと、考えることがたくさんありました。

今回は、準備から当日まで、てつがくカフェ@いわての方々に大変お世話になりました。
日ごろのてつがくカフェ@いわての活動があるからこそ、今回の上映会も充実した時間になったと思います。
会場に足を運んでいただいた参加者のみなさまも、ありがとうございました。


次回は11月にせんだいメディアテークでの開催を予定しています。
お茶など用意して、みなさまの来場をお待ちしています。