2015年8月10日月曜日

こえシネマ第13回開催しました

2015年7月26日(日)15時~せんだいメディアテーク7階プロジェクトルームにて、第13回こえシネマを開催しました。

今回は、3がつ11にちをわすれないためにセンターのウェブサイトでも公開されている映像記録「生きられる家」から、2011年に撮影された蒲生の映像2本と七ヶ浜の映像1本を、一部抜粋した形で約30分上映しました。


参加者には、蒲生になじみがある方も県外からの方もいましたが、仮設住宅で暮らすこととなった方たちの体験談をきっかけに、「家=居場所」として捉えた感想がやり取りされました。


後半には、今年撮影された蒲生に住んでいた渡辺市雄さんの映像も上映しました。上の写真に写っているのは、自宅があった場所に立って話す渡辺さん。
 

終了後のアンケートに、「住む家と、生きられる家(居場所)とは違うな。今後は、自分の生きられる家を見つけていきたい。」と書かれた方がいたように、今回は、参加者それぞれが「自分自身の『生きられる家』とはどんな場所だろう」と映像を通して考えていたように感じました。
家という誰もが日ごろから深く関わっているものにまつわる記録だからこそ、参加者によって多様な見方、感想があったのではないかと思います。
個人的には、震災をきっかけに「居場所」というのを意識することが多くなったので、みなさんのお話を聞くことで、一人で考えていたことに新しい視点が加わったような、得難い時間になりました。

この日は朝からとても暑い日でしたが、会場に足を運んでいただいたみなさま、どうもありがとうございました。

次回のこえシネマは11月15日(日)の開催を予定しています。
現在上映内容などなど、話し合ったり悩んだりしながら少しずつ準備を進めていますので、詳しいことが決まりましたら、チラシとブログで告知していきます。