2015年12月28日月曜日

こえシネマ第14回開催しました。

2015年11月15日(日)15時からせんだいメディアテーク7階プロジェクトルームにて、14回目のこえシネマを開催しました。

今回はテーマを「日記のように」として、震災発生直後から、その後に続く日常の様子まで撮影していた2人の方の記録を取り上げました。

最初に、佐藤修一さんの『山元町の記録』を上映し、次に末武保政さんと末武二三子さんの『地鎮』を上映しました。


『地鎮』には、仙台市内陸部の住宅地での震災直後の様子が記録されています。スーパーに並ぶ人たちや自転車で移動している人たちの映像に対して、トークの前半では自然と「懐かしい」という言葉が出てきました。この言葉がまず出てきたことに、5年近くの時間の経過を実感しました。これまでのこえシネマでの映像との対峙の仕方とまた違った、かなり冷静に震災を振り返る感覚がいつの間にか生まれていたことに気づいた瞬間でもあったと思います。

その反面、『山元町の記録』の消防車が走っていく映像など生々しい様子に触れ、最近仙台に住むようになり、阪神・淡路大震災を経験したという方は、いろいろ記憶が蘇ってきて胸が苦しくなったとおっしゃっていました。終了後のアンケートでも、「いろいろ思い出してしんどかった。それをこの場で話すのは、まだ難しいと思った。」と書いていた方もいて、なかなか一括りにはできない時間の流れがあることに、震災のことを話題にすることの難しさを改めて感じました。



この日は佐藤修一さんが参加してくださり、映っていることについての説明をうかがったり、会場からの質問にも答えていただきました。
佐藤さんの記録は、上映したものはほんの一部で、本当にまめにたくさんのことを撮影されています。なかなか公表する機会がないと佐藤さんはおっしゃっていましたが、個人的に撮られたものならではの貴重な記録だと思うので、また何かの形で上映する機会が作れればと思います。

今回は、震災直後の映像を取り上げたということもあって、なかなかすぐには感想が出てこないということもありましたが、話したい人も、話すことが難しいと思った人も、それぞれのスタンスで映像を囲める場になっていたらうれしく思います。


 

2015年10月14日水曜日

★お知らせ★第14回こえシネマ

テーマ 【日記のように】

東日本大震災が起こる前から、日常的にビデオカメラで記録を行っていた人たちがいます。彼らは、震災発生直後も、その後の日常の様子も、それまでと変わらず日記をつけるかのように映像を撮り続けました。

日々まわされるカメラは、ニュースなどで目にしたことがあるような光景から、記録者のごく個人的な出来事まで、どれも等しく残していました。今では、記録者ですら記憶があいまいになっている日々の事柄もあるでしょう。時間が経過する中で、忘れていくことの戸惑いを感じることもあれば、忘れることでほっとできることもあるかもしれません。

当日は、被害の様子だけではない、個人個人がその後の日常を日記のように記録した映像を上映します。そこから得られた新たな視点を通して、来場者同士で感想などを自由に話し合います。

◆日時:2015年11月15日(日) 15:00-16:30
(参加無料、申込不要、直接会場へ)
◆会場:せんだいメディアテーク7F プロジェクトルーム


◆上映作品①
【山元町の記録】

3月11日もビデオカメラを携え、津波警報が出され役場に避難した直後から記録を開始。その映像は、対策本部や避難所が発足し運営されていく様子をつぶさに伝える。また、一時避難で身を寄せた県北・古川の親戚宅から山元町へと向かう様子、津波の被害を受けた自宅を片付ける様子など、その後の日々の様子をも記録し続けている。

記録:佐藤修一
撮影地:宮城県山元町など 
撮影年:2011年3月11日~5月ごろ
※撮影された映像記録の一部を上映予定 



◆上映作品②
【地鎮】

仙台市内陸部の丘陵地在住。東日本大震災では地滑りなどによる甚大な宅地被害を受け、3月11日の地震発生直後からビデオカメラを手に、停電の暗闇のなか牡蠣フライを調理する妻の姿、地割れした庭、避難勧告を受けた家屋や自宅周辺の様子を撮影。さらには、1年をかけて自宅が復旧してゆくまでの工事の過程をも記録している。

制作:末武保政、末武二三子
撮影地:宮城県仙台市青葉区
撮影年月日:2011年3月11日-2012年4月30日
制作年:2012年
上映時間:20分

2015年8月10日月曜日

こえシネマ第13回開催しました

2015年7月26日(日)15時~せんだいメディアテーク7階プロジェクトルームにて、第13回こえシネマを開催しました。

今回は、3がつ11にちをわすれないためにセンターのウェブサイトでも公開されている映像記録「生きられる家」から、2011年に撮影された蒲生の映像2本と七ヶ浜の映像1本を、一部抜粋した形で約30分上映しました。


参加者には、蒲生になじみがある方も県外からの方もいましたが、仮設住宅で暮らすこととなった方たちの体験談をきっかけに、「家=居場所」として捉えた感想がやり取りされました。


後半には、今年撮影された蒲生に住んでいた渡辺市雄さんの映像も上映しました。上の写真に写っているのは、自宅があった場所に立って話す渡辺さん。
 

終了後のアンケートに、「住む家と、生きられる家(居場所)とは違うな。今後は、自分の生きられる家を見つけていきたい。」と書かれた方がいたように、今回は、参加者それぞれが「自分自身の『生きられる家』とはどんな場所だろう」と映像を通して考えていたように感じました。
家という誰もが日ごろから深く関わっているものにまつわる記録だからこそ、参加者によって多様な見方、感想があったのではないかと思います。
個人的には、震災をきっかけに「居場所」というのを意識することが多くなったので、みなさんのお話を聞くことで、一人で考えていたことに新しい視点が加わったような、得難い時間になりました。

この日は朝からとても暑い日でしたが、会場に足を運んでいただいたみなさま、どうもありがとうございました。

次回のこえシネマは11月15日(日)の開催を予定しています。
現在上映内容などなど、話し合ったり悩んだりしながら少しずつ準備を進めていますので、詳しいことが決まりましたら、チラシとブログで告知していきます。

2015年7月1日水曜日

★告知★第13回こえシネマ


3がつ11にちをわすれないためにセンターのウェブサイトで公開されている映像記録「生きられる家」には、仙台市や七ヶ浜町の沿岸部で暮らしていた人びとが震災の後、少しずつ自分たちの居場所を取り戻していく様子が残されています。

そこには、「自宅の流出物を敷地に並べる人」や「瓦礫を再利用し小屋を建てる人」、「代々住んだ家の修復に取り組む人」など、その場所に住む人の生活が確かに在ったことやそれぞれが独自の方法で家の再建に取り組んでいたことが、インタビューや作業の様子などを交えて映し出されています。

いわゆる被害だけを切り取ったような映像ではなく、震災を経験したさまざまな人たちの個々の思いやその後の日常風景に触れることで、自らがイメージする東日本大震災とは異なる新しい視点を通してなにかに気づくことが出来るかもしれません。

震災を語ること、忘れていくことの戸惑い……戸惑うことを否定するのではなく、その感情を丁寧に見つめ直すようなそんな場になればと思います。

当日は映像を見ながら、来場者同士で感想などを自由に話し合います。


◆日時:2015年7月26日(日) 15:00-16:30
 (参加無料、申込不要、直接会場へ)
◆会場:せんだいメディアテーク7F プロジェクトルーム
◆上映時間:約40分(「生きられる家」シリーズから数本を抜粋しての上映を予定しています。)

2015年5月25日月曜日

次回のこえシネマは7月開催です

第13回こえシネマの日程が決まりました。

2015年7月26日(日)15時~16時30分
せんだいメディアテーク7階プロジェクトルームで開催予定です。

詳しい内容は、チラシとブログでまたお知らせします。

2015年3月9日月曜日

こえシネマ第12回開催しました。

2015年2月21日(土)15時~ゲストに小森はるかさんを迎えたこえシネマを開催しました。

当日13時~せんだいメディアテーク7階シアターで、小森さん制作の『息の跡』の上映があり、上映終了後にプロジェクトルームに場所を移してトークの時間となりました。
 
 
『息の跡』は、陸前高田で種苗店を営む佐藤さんの震災後の日常を追った記録で、映像の中には姿が出てこない小森さんに、佐藤さんがいろいろなことを話しかける、その様子と言葉が印象的です。
トークでも、佐藤さんに強い興味を引かれると共に、小森さんと佐藤さんの関係性に注目した感想や質問が多く出てきていました。
その地で生活しながら長期間にわたり記録した映像ということで、震災からの約4年という時間の流れを振り返りながら、小森さんのお話を聞いていた方も多かっただろうと思います。
 
最後には、小森さんからも、震災前から東北沿岸部で映像や写真を撮っている方たちへ、どのような思いで撮影しているのかという投げかけがあり、3人の方が震災直後の気持ちや、現在の撮影の目的などを話してくださいました。
 
1時間半以上のトークの中で、小森さんにはたくさんの質問に答えていただき、本当にありがとうございました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


2015年2月15日日曜日

星空と路


2015年2月20日(金)~22日(日)せんだいメディアテーク7階スタジオシアターにて、
「星空と路」という、3がつ11にちをわすれないためにセンターに集められた記録映像の上映会が開かれます。
http://recorder311.smt.jp/information/40400/

2月21日(土)13時からは、こえシネマのゲスト小森はるかさんの『息の跡』の上映があります。15時からのこえシネマは、この上映終了後に同じフロアのプロジェクトルームにて開催です。

今回のこえシネマは、『息の跡』の感想を中心にトークを進めていこうと思っているので、参加を予定している方は、ぜひ13時からのスタジオシアターの上映もご覧ください。
(なお、前の記事とこえシネマのチラシでは、映像の内容として2人の方が登場するとお伝えしていましたが、実際の上映では種苗店を営む男性の方のみの記録映像になります。事前の告知と内容が若干変更になることをご了承ください。)

また、17時40分からは小森さんと瀬尾夏美さん制作の『波のした、土のうえ』の上映があります。
こえシネマの終了時刻も、いつもより少し早く切り上げる予定にしているので、17時40分からの上映もぜひご覧ください。


21日は、星空と路とこえシネマ両方に参加して、いろいろな形でわすれンの記録に触れる機会にしていただければと思います。




2015年1月13日火曜日

★告知★第12回こえシネマ


震災後に東京から岩手県へ移り住み、その地に住む人びとや町の日常を記録し続けている小森はるかさん。

今回の映像に登場するのは、種苗店を営む男性と、災害FMのパーソナリティーを務める女性です。ラジオに出演し食事の準備をし、苗へ水をやる。それぞれに日々の暮らしを刻み続ける2人。
その反復するリズムに触れたときに気付く、震災前その地に流れる時間があったこと、それが失われてしまったことの重さ。それは見る者を揺さぶります。

当日は、小森さんを囲んで、映像を見ながら来場者同士で感想などを自由に語り合います。

◆開催日時・会場・お問い合わせ◆
2015年2月21日[土]15:00~17:00
せんだいメディアテーク7F プロジェクトルーム
参加無料 ( 申込不要 )

直接会場へお越しください。
お問い合わせ先:こえシネマ

◆上映作品◆
息の跡
監督:小森はるか
撮影地:岩手県陸前高田市
撮影年:2013-2014年
作品時間:約120分(こえシネマ内での上映時間は30分程度を予定)

この町に住む人達は、津波によって失ったものと残されたものとを結ぶ痕跡を、風景や記憶の中に見つける。それを自身の方法で伝え残そうとする人達がいる。私は彼らの日常を撮りためた記録を用いて、この町の記憶をとどめておくための映画をつくりたいと思う。

◆ゲスト◆
小森はるかさん
1989年静岡県生まれ。映画美学校修了。東京藝術大学大学院在籍。映画、映像作品を制作。2012年より、大学時代からの友人である瀬尾夏美と共に岩手県陸前高田市に拠点を移す。現在は地元に住む人々や町の日常を記録し、ドキュメンタリー映画を制作している。


『息の跡』の全編は、2月21日(土)13時~15時にせんだいメディアテーク7Fスタジオシアターにて無料上映を予定しています。


2014年12月29日月曜日

こえシネマ第11回開催しました

2014年11月30日(日)15時から、せんだいメディアテーク7階プロジェクトルームにて、こえシネマ第11回を開催しました。

今回は、鈴尾啓太さんと岩崎孝正さんのお二人をゲストに迎えました。最初に鈴尾さんの『沿岸部の風景(2013年版)』を一部抜粋の形で上映し、後半に岩崎さんの『村に住む人々』を上映して、上映後に来場者同志で感想などを話し合いました。


自分の地元を撮影した岩崎さんと、被災地とそういったつながりが特にあったわけではない鈴尾さん。トークの中で、今回の2本は「撮影者と被災地との距離の違い」をテーマに選んだと進行役がお話ししたのですが、岩崎さんと鈴尾さんのお話を聞いていると、それぞれに映像を形にしていく中でたくさんの逡巡があったことが感じられました。
トークの締めくくりには「岩崎さんの映像が被災地と距離が近くて、鈴尾さんの映像が遠いというわけではなくて、2人とも近かったり遠かったり、一つの映像の中でもその時々で変わっていっているのではないか。」という感想が出てきて、まさにこの日の上映とトークを表した一言だなと思いました。その簡単には距離を処理できない揺らぎや葛藤は、私たちが日ごろ震災や被災地を思うときに感じるものと通じているのではないでしょうか。




いつもは来場者へのアンケートは行いませんが、今回終了後にアンケートを集めてみました。トークでは出なかった感想もいただき、大変参考になりました。ご協力いただいたみなさま、ありがとうございました。

この日は2時間半と長い時間でしたが、岩崎さん、鈴尾さんには最後までお付き合いいただきありがとうございました。

2014年10月19日日曜日

★告知★第11回こえシネマ



今回上映するのは、土地や人びととの関係性が、それぞれ異なる2つの記録です。岩崎孝正さんは、震災直後に、東京から福島県の実家へ戻り、家族や友人たちにカメラを向けました。鈴尾啓太さんは、東京から東北に通い、沿岸部の風景と人を記録しました。

岩崎さんの映像には、僧侶である父親の姿や、友人たちとの会話など、ごくプライベートなやりとりが多く残されています。そこには、村が失ったもの、震災があっても連綿と続いていくものを記録しながら、被災した地元とどうにか向き合おうとしている記録者自身の姿が垣間見えます。

一方、鈴尾さんは、その土地や人に決して近づきすぎることなく一定の距離をとりつつも、光や風、人の表情や会話など、ささやかなことこそを映像にとらえています。そこに流れる時間や人びとの言葉は、外からの視点があったからこそ記録として残されたものであるように感じられます。

当日は、上映後に2人の記録者を囲んで、来場者同士で感想などを自由に語り合います。

◆開催日時・会場・お問い合わせ◆
2014年11月30日[日]15:00~17:30
せんだいメディアテーク7F プロジェクトルーム
参加無料 ( 申込不要 )

直接会場へお越しください。
お問い合わせ先:こえシネマ
 
 

上映作品1:
『沿岸部の風景(2013年版) 
監督:鈴尾啓太 撮影地:岩手県陸前高田市、福島県南相馬市小高区ほか 
撮影年:2011-13年 
作品時間:92分(上映時間は約30分ほどの予定)

震災により被災した海岸沿いに暮らす複数の人たちのスケッチ。僕が撮ったのは特定の場所や特定の人ではなく、偶然にまかせ出会う、異なる場所にいる異なる状況の人たちでした。

上映作品2:
『村に住む人々』
制作:岩崎孝正 撮影地:福島県相馬市 撮影年:2011-14年 
作品時間:48分

僕の生まれ育った村は海になっていた―東京での被災、郷里の相馬市磯部に戻り、家族や安否確認で出会う友人たちにあの日からのことを問いかける。そして3年。僧侶の父が執り行う法要、先輩後輩らが奉納して回る神楽。営みを続ける地域の姿を記録していく。


◆ゲスト◆
鈴尾啓太さん
1985年山口県生まれ。映像編集者。大学卒業後、カメラマン山崎裕氏の下で編集を行う。現在はおもにテレビドキュメンタリーの編集を行い、萩生田宏治監督や是枝裕和監督のテレビ作品にスタッフとして参加する傍ら、自主映画や劇映画の編集も行う。

岩崎孝正さん
1985年福島県相馬市磯部生まれ。震災後より、おもに福島の祭祀や地元の村の人々の活動を記録している。現在は東北芸術工科大学大学院デザイン工学部映像学科在籍。おもな作品に『福田十二神楽』(2013)『福島の光景』(2013~2014)など。

2014年10月18日土曜日

こえシネマ第10回開催しました


2014年9月28日(日)15時~せんだいメディアテーク7階プロジェクトルームにて、こえシネマ第10回を開催しました。

中谷可奈さん制作の「迷走する熊の子のその後」を上映し、上映後に中谷さん、被写体である板垣泰之さんに、参加者からの質問に答えていただいたりしました。

約半年ぶりに開催したこえシネマですが、初めて参加された方が多かったように思います。
人数もいつもより多かったので、ゲストに質問を投げかけてくださった方、発言はなくても最後まで参加いただいた方、いろいろなスタンスで見ていただいたと思いますが、みなさんの中に何かが残る場になっていれば嬉しく思います。

中谷さん、板垣さん、今回は準備段階からご協力いただき、ありがとうございました。




2014年8月11日月曜日

★告知★第10回こえシネマ

上映作品:『迷走する熊の子のその後』 
制作:中谷可奈 
撮影地:宮城県気仙沼市/ 宮城県仙台市 /福島県浪江町 /大阪府大阪市 
撮影年: 2013-14年 作品時間:30分


 

◆開催日時・会場・お問い合わせ◆
2014年9月28日[日]15:00~17:00
せんだいメディアテーク7F プロジェクトルーム
参加無料 ( 申込不要 )
直接会場へお越しください。
お問い合わせ先:こえシネマ
メール koecinema@gmail.com

わからないからこそ、記録し続ける。

 ノイズミュージックを叫ぶ主人公と、彼を記録する撮影者。震災後に仙台に住むこととなった撮影者・中谷可奈さんと、宮城県出身ながら震災当時は関西に住んでいた被写体・板垣泰之さん。彼らは、震災と関係があるようなないようなやりとりを繰り返しながら、東北沿岸部や大阪のライブハウスへと向かいます。

中谷さんが「迷走」と称する、ふたりの足取りの記録は、「震災を実感として捉えることができない」ことそのものの記録であるように見えます。そして、捉えられないがゆえの「わからなさ」の輪郭とは、あの日からどんどん記憶も気持ちも遠ざかる今の仙台のひとつの表情でもあるのではないでしょうか。

当日は、「迷走する熊の子のその後」の上映後、中谷さんと板垣さんを囲んで、来場者同士で感想などを自由に語り合います。
 

◆ゲスト◆
中谷可奈さん〈映像制作者〉
大阪市生まれ。京都の大学卒業、地域づくりのNPO等に勤務。その後、奈良とロンドンの大学で遺跡マネジメントを学ぶ。同時に、ドキュメンタリフィルム制作も学ぶ。2012年から地底の森ミュージアム(仙台市富沢遺跡保存館)の嘱託学芸員。板垣泰之と創作ユニットDAMUを結成、活動中。

板垣泰之さん〈出演者〉
仙台市生まれ。幼稚園の時に博物館で働くという夢を持つ。同時期にピアノを習う。奈良の大学で文化財保存科学を専攻する。2009年からノイズミュージックというジャンルに出会い、ライブ活動を開始。2012年より文化財関係の職に就く。現在、DAMUや個人で、仙台のさまざまなイベントに参加し活動を行っている。
 





2014年6月19日木曜日

今後の予定

次回のこえシネマは、9月の開催を予定しています。

詳細が決まりましたら、またブログでも告知します。

2014年3月23日日曜日

こえシネマ第9回開催しました

 
2014年3月9日(日)14時~せんだいメディアテーク7階プロジェクトルームにて、こえシネマ第9回を開催しました。

今回はYako Kimuraさんをゲストにお招きし、Kimuraさんがアメリカとフランスで撮影したインタビュー映像で構成された「Tango Karamarito」(「タンゴ カラマリート」と読みます。)という70分の作品を上映しました。

インタビューを受ける人たちから、東日本大震災に寄せる思い、それだけに留まらない日本への思いが様々な形で語られる映像は、見る側も受け取るものが多かったのか、上映後のトークではたくさんの感想が聞かれました。
出てきた感想も、震災体験の話から、教育のことまでいつものこえシネマにはないくらい多様な内容で、それら一つ一つにKimuraさんがご自身の体験を交えて丁寧に答えてくださいました。

こえシネマで、海外に住む人たちから見た東日本大震災の話を取り上げたのは初めての事でしたが、映像を見て感じた共感やとまどいを上映後にテーブルを囲んで話し合うことで、新たなことに気づくきっかけや考えるきっかけを得る時間になったように感じました。

Kimuraさんは海外と日本を行き来しながら記録活動をされているとのことで、お忙しい中こえシネマに参加いただきありがとうございました。



こえシネマが始まってから2度目の3月を迎えました。

これまで映像を提供していただいた記録者と、また映像をきっかけにいろいろな話をしてくださった参加者の方々のおかげで、少し形を変えながらも9回の上映会を開催することができました。

これまで私たちの活動にご協力いただいたみなさまに改めて感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。

2014年2月12日水曜日

★告知★第9回こえシネマ



東北に暮らす人々と、日本国外に暮らす人々、それぞれの場所で震災と関わる人たちの言葉と風景を記録している「3がつ11にちをわすれないためにセンター」参加者のyako KIMURAさんをお招きし、これまでの記録映像や、現在記録中の映像などを上映します。また、記録者の活動の様子を伺いながら、来場者同士で映像の感想など自由に話し合います。

◆ゲスト:yako KIMURAさん◆
仙台市出身。1996年演劇留学のため渡仏。運動力学、ボディマインド・センターリング、フェルダンクライスなどの考え方を基盤にした基礎身体トレーニングについて学び、ジャック・ルコック国際演劇学校付属研究所(L.E.M)にて、2年間の舞台空間研究課程を修了した後、99年より舞台美術と空間演出の視点からも創作に関わる。現在はサンディエゴ(USA)にて空間演出、小学校でのアートプロジェクト等を行う一方、東日本大震災後は「社会空間に起こる動き」をテーマに模索、活動中。
 
◆開催日時・会場・お問い合わせ◆
2014年3 月9日[日]14:00~16:30
せんだいメディアテーク7F プロジェクトルーム
参加無料 ( 申込不要 )
直接会場へお越しください。
定員:20 名(いす席)
 
お問い合わせ先:こえシネマ
メール koecinema@gmail.com
 
 
★「としょかん・メディアテークフェスティバル -対話の可能性-」においてyako KIMURAさんの映像を7F スタジオシアターにて上映予定です。

2月 28日[金]16:20~「 intéressée -アンテレッセ-」82分
撮影地:岩手県/宮城県/アメリカ サンディエゴなど

3月1日[土]18:30~「 Tango Karamarito(試作版)」70分
撮影地:アメリカ サンディエゴ/フランス パリなど
 
せんだいメディアテーク「3 がつ11にちをわすれないためにセンター」サイト→ http://recorder311.smt.jp/

こえシネマ第8回開催しました

2014年1月25日(土)、ゲストに岩崎孝正さんをお迎えしてのこえシネマを開催しました。

今回は、福島県新地町に伝わる福田十二神楽の記録と、浪江町や南相馬の町並み、沿岸部の風景を記録した二本の映像を上映しました。

岩崎さんは福島県で記録活動をしているとのことで、今回はテーブルに地図を用意して、参加者全員で地図を見て場所を確認しながらのトークとなりました。

福田十二神楽の記録は、神楽に参加する子どもたちの真剣な表情や、宮司さんによる解説が丁寧に記録されており、100年ほど人から人に伝える形で神楽がずっと続いていることが新鮮な驚きとして見る側に伝わってきました。

これまでのこえシネマの中で、「震災の記録を後世に伝えるには、どうするのがよりよい方法なのか」という話はよく出てきましたが、「伝えて残していく」という点を、神楽の伝統が連綿と続いていることに重ねて見ると、福田十二神楽は一つの理想的な形なのではと感じられました。

岩崎さんは福島県相馬市に住み、今後も地元の記録などを撮り続けるとの事だったので、仙台ではなかなか知る機会の少ない福島の復興のことなど、また見る機会を作れたらと思います。
 
岩崎さんには遠くから参加いただき、ありがとうございました。
 


 

2013年12月16日月曜日

★告知★第8回こえシネマ

 
福島県新地町で福田十二神楽に携わる人々や、福島県浪江町・南相馬の町並み、海岸沿いの風景などを記録している「3がつ11にちをわすれないためにセンター」参加者・岩崎孝正さんをお招きして、これまでの記録映像や現在記録されている映像等を上映します。また、記録者の活動の様子を伺いながら、参加者同士で映像の感想などを自由に話し合います。

◆ゲスト:岩崎孝正さん◆
フリーライター。2011年3月11日の震災を受け、「被災地」となった実家福島県相馬市磯部に戻る。以来、文章・写真・映像で、町に住まう人々や、祭祀を記録している。また、ドキュメンタリー映画の評論等執筆活動も行っている。映像記録に『福田十二神楽~2013年5月の記録~』など。
 
◆開催日時・会場・お問い合わせ◆
2014年1月25日[土]14:00~16:30
せんだいメディアテーク7F プロジェクトルーム
参加無料 ( 申込不要 )
直接会場へお越しください。
定員:20 名(いす席)

お問い合わせ先:映像サーベイヤーズ
メール koecinema@gmail.com

こえシネマ第7回開催しました


2013年11月30日(土)、ゲストに刈田路代さんを迎えてのこえシネマを開催しました。

トークでは、刈田さんが生活し、映像による記録活動をしている宮城県伊具郡丸森町筆甫がどこに位置するのか?という話から、参加者の方がホワイトボードに地図を描いてくださったり、インタビュー映像に出てきた「たたら製鉄って何?」という何気ない話で盛り上がりつつ、刈田さんが筆甫で生活している中での思いや、記録を残すことの難しさについてなど深い話も出てきました。いろいろな視点からの意見が飛び交い、こえシネマのような場ならではの広がりのあるトークになったと思います。

後半には、映像サーベイヤーズの高野が、今年5月に、福島県双葉郡浪江町を1度目は1人で、2度目に友人と2人で訪れた際の記録映像を上映し、今回もなかなか盛りだくさんな内容の上映会となりました。

刈田さんには遠くから来場いただき、ご協力ありがとうございました。

2013年11月5日火曜日

★告知★第7回こえシネマ

福島県と同等の線量ながら、宮城県にあるために同程度の補償が受けられない伊具郡丸森町筆甫。震災前からこの地に移り住み、今春から風土や人々の様子を記録しはじめた「3がつ11にちをわすれないためにセンター」参加者・刈田路代さんをお招きして現在制作中の映像等を上映します。また、映像サーベイヤーズの高野裕之が福島県双葉郡浪江町を訪れた記録も上映し、記録者の活動の様子を聞きながら、参加者同士で映像の感想などを自由に話し合います。

 

◆ゲスト:刈田路代さん◆
 
画家、工房地球村スタッフ。風土の素晴らしさに魅せられて2009年6月、仙台から筆甫に移住。震災以後は小学校の除染活動にも積極的に参加している。2013年3月にわすれン!参加者となり、ほぼ未経験だったビデオカメラを手に記録活動を開始。定年後に筆甫暮らしを始めた夫妻、たたら製鉄保存会会長、山仕事がしたくてUターンしてきた福島第一原発の元技術者など、地域の人々に定形の5つの質問を投げかけながらインタビュー映像を制作中。
 
 
 
↑*こえシネマスタッフ高野の浪江町を撮影した映像も上映します。


◆開催日時・会場・お問い合わせ◆
2013年11月30日[土]14:00~16:30せんだいメディアテーク7F プロジェクトルーム
※一部告知で、終了時刻を16時と表記していますが、現時点で16時30分終了予定です。

参加無料 ( 申込不要 )
直接会場へお越しください。
定員:20 (いす席)
お問い合わせ先:映像サーベイヤーズ  
メールkoecinema@gmail.com

せんだいメディアテーク「3 がつ11にちをわすれないためにセンター」サイト→ http://recorder311.smt.jp/



 

こえシネマ第5回、第6回を開催しました。

報告が少し遅くなりましたが、9月にこえシネマを2回開催しました。

まず、9月8日(日)せんだいメディアテークのプロジェクトルームで開催した「サロン・ド・わすれンヌ こえシネマ」では、ゲストの小森はるかさんが陸前高田で撮影している2人の方の映像を上映し、小森さんにはとても丁寧に、映っている方の生活の様子や、撮影の意図など話していただきました。

最後には、映像サーベイヤーズの高野が盛岡と宮古で撮影した「夕潮の帰り道 vol.2」も上映し、あっという間の2時間でした。

これまでのこえシネマとは違い、今回上映した小森さんの映像は、完成した作品という形ではない、記録中のものであり、その分ざっくばらんに参加者から質問や感想が出てきていたように思います。こぢんまりした会ながら、参加者同士お互いの顔を見てじっくり話し合うことができました。
今回取り上げた映像以外に記録していることや、今後についてのお話もあったので、ぜひこれからも小森さんの記録を見続けたいと思いました。
小森さん、ありがとうございました。


次に、9月14日(土)盛岡のアイーナ(いわて県民情報交流センター)4階アイーナスタジオにて、「こえシネマ@いわて」を開催しました。

初めての盛岡での開催、そして初めてのてつがくカフェ@いわてとの共催ということで、どんな雰囲気の上映会になるのか予想がつかず少し緊張して当日を迎えたのですが、実際には、終了予定時刻をオーバーして、時間延長するほどたくさんのお話を聞くことができました。

この回では仙台で過去上映した映像を取り上げたのですが、岩手県内で撮影された映像について、地元の人に聞かなければわからないお話も聞くことができ、改めて気づくこと、考えることがたくさんありました。

今回は、準備から当日まで、てつがくカフェ@いわての方々に大変お世話になりました。
日ごろのてつがくカフェ@いわての活動があるからこそ、今回の上映会も充実した時間になったと思います。
会場に足を運んでいただいた参加者のみなさまも、ありがとうございました。


次回は11月にせんだいメディアテークでの開催を予定しています。
お茶など用意して、みなさまの来場をお待ちしています。